モーリタニアはアフリカ大陸西端・サハラ砂漠南西部に位置し、大西洋に面する共和国。北部にはウアダニ、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの4つの古代都市がユネスコ世界文化遺産に登録されている ことからもわかるように、モーリタニアには遥か以前から優れた文明が存在しました。
これらの古代都市はサハラ交易の拠点として成長し、経済や文化活動の発展に寄与。今日においても多くの観光客を集める国内有数の観光資源として注目されています。
モーリタニア北部には上記の古代都市群の他、モスクや諸部族の特徴的な様式を伝える伝統家屋、 「mahadras(マハドラ)」と呼ばれる砂漠の移動式大学、世界的に重要なイスラム教の資料を保管する図書館などが現存。また同南部においては音楽や文学など芸術が発展。著名なアーティストを世に送り出しています。
近年のモーリタニアは貧困対策として教育に力を入れています。1985年から国内に延べ100箇所の図書館を設立するなど、識字率向上に寄与する施策を展開しています。
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